あなたへ
生きるのがだるいんじゃ無くて存在するのがだるくて
雨の日は憂鬱とか言ってるけど、晴れで何かが変わるわけでもなく
妥協を重ねて生きてはいるけど、そんな自分が許せなく
その癖他の妥協を重ねている人と自分を重ねてそれが自分の枕になり
大好きだった音楽も、今じゃイヤホンを耳にはめるのすら億劫で
「あのミュージシャンも売れるために妥協してんだろうか」なんてネガティブで自分を他人と比べて
そんな事考えながらビルの隙間から見上げてみた曇り空は
実は思いのほか優しくて
でも優しいものって手に届かないし
簡単に、本当に簡単に裏切られるし
自由のために不自由を味わい
見えない自由のために不自由を味わい
見えないのなら、例え手に入れたとしても気付かないか棄ててしまうだけで
世の中そんなふうに出来てんだなぁって
不幸や緊急事態があれば良くも悪くも気持ちが昂り
後の日常は死んでいる
でも生きている
生きている
君は今、なにしてるのだろうか